二人の背中

二人の背中

 

先日
隣の家に住む農場主のお母さんが
突然お亡くなりになりました
91歳という長寿のお母さんでした

 

お亡くなりになった日も
いつものようにテラスでゆっくりくつろいでいて
いつもと変わりない日でした

 

あまりにも突然すぎて
農場主家族も困惑していたと思います

 

亡くなってから3日間は
棺に入っている状態で家の中で
安置され、親交のあった方々がその姿を見に来ます
そういう習慣が欧州にはあるようです

 

僕も
関係が深かった訳ではありませんが
最後の姿を一度だけ見に行きました

 

僕の祖母が小学生のころ
亡くなった時のことを思い出しました

 

何とも言えないもどかしい気持ち

 

僕の祖母のときは
直接その姿を見なかったので

今回このような形で
見ることになり

 

複雑な感情でした

 

僕はこの考えを大事にしています

“人生には締切がある”

人には死があり
永遠ではないと

 

だからこそ
“今”
を大事に
“身近の人”
を大切に
しなければならない

 

そんなことを改めて感じさせられました

 

3日後
お葬式が行われて
親族・友人などが集まり
話には聞いていましたが
お母さんは5人の子だくさんの母だったということ
を実感しました

 

そのとき
農場主、その奥さんの姿、背中は
元々がたいの良いお二人なのですが
大きく見えました
悲しそうにも見えました
何を言えばよいかわからない(言葉がわからない)

 

約40年くらい
一緒に生きてきて
もう何も言わなくてもお互いのことがわかるだろうなと思います

 

理想の夫婦像
そのような感じです

 

その翌日からは
何もなかったかのように
いつものようにお仕事を着々と

 

そんな二人の背中を
追い続けたい
手助けしたい

 

そう思いました

 

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