福島・須賀川で得たもの その1
“ありのままでよい”
それが、とても心に刺さりました
福島県須賀川市の農家、設楽さんのところで3日間研修させて頂き、感じたことです。
農業は今、6次産業化やデザインで消費者に対する見せ方を変えるところに流れが来ています。
しかし、農業の本質は日々の農作業にあります
その日その日で、作物にどのようなアプローチをするか、それが農産物の品質に繋がります。
一方で、一般消費者はスーパーに並んであるもの、飲食店で出てきたものといった農業の中での末端・ほんの一部分しか見ていない人がほとんどだと思います。
つまり、ほとんどのひとは農産物がどのように作られてきたか知らない。
何があって、今ここにあるのか?、そして口に入るのか?はわからないひとがたくさんいるということです。
そこをストレートで“農家ライブ”という形で一般の人(地元の人)に分かりやすく伝えているのが、設楽さんでした!
医療関係の方々、お子さんを持つママさんたち、一般企業向けと多種多様な方面に伝えています!
人間が毎日、必ず食べ物は口にするのだから、人間であれば職業関係なしにみんなそうだと思いました
農家ライブはこんな感じ
詳しくは実際に体験してみてください
今回の作物は“ネギ”
ネギの収穫体験、ネギについて知るプレゼン、ネギのフルコース
をお客さんに体・頭・口で感じてもらう。
イベントタイトルの言葉をお借りすると「ネギを感じろ!」
僕がネギを感じている様子です(笑)
農家ライブに参加した皆さんは
今後、ネギに対する見方が変わるに違いありません!!
それは
【本当の意味でのいただきます】
に繋がると僕は思います
また、設楽さんは有機栽培や自然栽培を行っている訳ではないので、やっていることは他の農家さんと変わらないので、多くの農家さんが作ったネギと同様のことが当てはまります。
(だからと言って、設楽さんのネギが他の農家さんのものと同じという訳ではないです!)
なので、多くのネギに対して本質を理解すれば、同じ“いただきます”
が出来ます
そういった意識改革を多くのひとに対して行っているところが設楽さんの凄いなと思ったところです
僕は、今後の日本農業にはこのアプローチが必要だと思っています
当たり前のようにある、食べ物はその食べ物で生計を立てている農家さんがいるということを知ってもらう
人間は食べ物を食べなければ生きていけません!
消費者はその食べ物を生み出している農家さんに感謝し、お金を払って買うことで農家さんの生活を支える。
それが、作れば売れる右肩上がりの時代から右肩下がりの人口減少時代に必要な消費者と生産者の関係だと思います。
作物の栽培方法、地域、品種に関係なく農家さんは農産物を売って、生活しています
農家さんに対して稼げない・汚い・危険・きついなどのイメージを持つのではなく、設楽さんを含め多くの農家さんに感謝し、食事しませんか?
その方が、より美味しく食事出来ますよー!
長文失礼しました!